RSS
商品券でキャッシュバックキャンペーン

掛け軸/掛軸/禅語「一無位真人」(いちむいしんにん)

『臨濟録』に「上堂云。赤肉團上有一無位真人。常從汝等諸人面門出入。未證據者看看。時有僧出問。如何是無位真人。師下禪床把住云。道道。其僧擬議。師托開云。無位真人是什麼乾屎�@。便歸方丈。」(上堂。云く、赤肉団上に一無位の真人あり。常に汝ら諸人の面門より出入す。未だ証拠せざる者は看よ看よ。時に僧あり、出でて問う、如何なるか是れ無位の真人。師、禅床を下りて把住して云く、道え道え。その僧、擬議す。師、托開して云く、無位の真人これ什麼の乾屎�@ぞ。便ち方丈に帰る。)とある。赤肉團(しゃくにくだん);生身の身体、肉体。面門(めんもん);口。『天台智者大師禪門口訣』に「面門者口也。」(面門は口なり。)とある。乾屎�@(木厥)(かんしけつ);糞掻きへら。『敕修百丈清規』に「入廁用籌分觸淨」(廁に入るに籌分を用い触浄す。籌は竹の棒。)とある。臨済禅師が上堂して言った。この肉体に一無位真人がいて、常にお前たちの口を出たり入ったりしている。まだ見届けていないものは見ろ見ろ。その時ひとりの僧が進み出て問うた。その無位真人とはなんですか。師は、席を下りて、僧の胸倉を掴んで言った。言え、言え。その僧は躊躇した。師は僧を突き放して、無位真人もこれでは糞かきべらではないかと言って、そのまま居間に帰った。


肉体的には肥えた人もあればやせた人もある。金持ちの家に生まれたのもおれば貧乏な家に生まれたのもおる。学校を出たとか出んとか、履歴がついておる。 この肉体の中にそういうことを一切離れた、無修無証、修行することもい らんが、悟りを開くこともいらん、生まれたまま、そのままで結構という 立派な主体性がある。


「無位」とは一切の立場や名誉・位をすっかり取り払い、何ものにもとらわれないということです。
そして「真人}とは真実の自己、すなわち真実の人間性のことです。

人はさまざまな問題に悩み、壁にぶつかったときに、はじめは他に原因があると考え、他を責めてしまいがちですが、それでは悩み苦しむ心は変わらず、心の平安はありません。
なんとかその苦しみから逃れようと、さらに自己を掘り下げて見つめていくと、悩みや苦しみの原因はすべて自分の中にあると気付くのです。

「ああ、これではいけない。自分はなんとつまらないことで思い悩んでいたのだろう。」
と気付いたその人が「一無位真人」。
つまり、なんの欲望も無く、貴賎、貧富、凡聖、男女、老若などの違いなど一切関係ない世界の中にある真実の人が「真人」であり、誰も皆、一人ずつそういった自分を持っているのですよ、そのことに気付きなさい、という禅の教えです。

禅語の書を先生や住職に書いていただき、それを表装して掛軸にできます。
書いていただける書家の先生、住職の方は諸事情により「
ホームページに表示できるのは数名
」なのですが、 実際はもっと沢山いらっしゃいます。

全て国内生産のオーダーメイドで掛軸や和額を作ることができます。

大好きな、または人生のテーマにしている禅語の掛軸や和額が欲しいけど・・・

・「リサーチをかけたが、好きな言葉の掛軸も和額も存在しない」
・「今リサーチをかけて見つけた物は高い。もっとリーズナブルに作れないか」
・「サイズが大きすぎる(または床の間がないので掛けれない)」※小さい額か軸が欲しい
・「見つけた物の書よりも、ダイナミックな書き方いい、または静かな書き方がいい」

などという要望もあると思います。

掛軸倶楽部では「一期一会」「円相」など、この先生に書いてもらいたい、
またはその言葉の掛軸や和額が欲しいというご希望にお応えできたら・・・と思っております。
書かれた書の表装も承ります。

是非「お問い合わせ」くださいませ。

書家・住職にオーダーメイド

ページトップへ