RSS
商品券でキャッシュバックキャンペーン

掛け軸/掛軸/禅語「莫妄想(まくもうぞう)」

『傳燈録』の「汾州無業禪師」章に「凡學者致問。師多答之云。莫妄想。」(およそ学者の問いを致すに、師多く之に答えて云う、妄想する莫れと。)、『碧巌録』に「無業一生凡有所問。只道莫妄想。所以道。一處透。千處萬處一時透。一機明。千機萬機一時明。」(無業一生およそ所問あれば、ただ道う莫妄想と。このゆえに道う、一処透れば、千処万処一時に透る。一機明かなれば、千機万機一時に明かなりと。)とあり、中国唐代の禅僧・無業禅師が多用したことで有名な語。達磨の教えを伝えるとされる『小室六門』に「無妄想時。一心是一佛國。有妄想時。一心是一地獄。衆生造作妄想。以心生心。故常在地獄。菩薩觀察妄想。不以心生心、故常在佛國。若不以心生心。則心心入空。」(妄想なき時、一心これ一仏国。妄想ある時。一心これ一地獄。衆生、妄想を造作し、心をもって心を生ず、故に常に地獄に在す。菩薩、妄想を観察し、心をもって心を生ぜず、故に常に仏国に在す。もし心をもって心を生ぜずば、すなわち心心空に入る。)とある。

------------------------------------------------------------------------------------------------

「妄想(もうぞう)する莫(な)かれ」ということ。

------------------------------------------------------------------------------------------------

小ネタ

仏教では妄想を「もうぞう」と読むことが多い。妄想は心を曇らして煩悩を増幅せしめる最大の原因として厳しく戒められている。精神医学でいわれる病的なものとは異なり、仏教における妄想は範囲が広く、健常者が日常的に行っていることである。過去を悔やんだり、未来をあれこれ気にしたり、主観的な価値判断や断定をしたり、考えてもわからないことを頭の中であれこれ思考することなど多岐に及ぶ。
元寇の脅威にさらされていた鎌倉時代、大軍勢の外敵とどのように戦えばいいのか苦慮していた執権北条時宗に対し、禅僧無学祖元は「莫妄想」(妄想することなかれ)と諭したといわれる。

------------------------------------------------------------------------------------------------

禅語の書を先生や住職に書いていただき、それを表装して掛軸にできます。
書いていただける書家の先生、住職の方は諸事情により「
ホームページに表示できるのは数名
」なのですが、 実際はもっと沢山いらっしゃいます。

全て国内生産のオーダーメイドで掛軸や和額を作ることができます。

大好きな、または人生のテーマにしている禅語の掛軸や和額が欲しいけど・・・

・「リサーチをかけたが、好きな言葉の掛軸も和額も存在しない」
・「今リサーチをかけて見つけた物は高い。もっとリーズナブルに作れないか」
・「サイズが大きすぎる(または床の間がないので掛けれない)」※小さい額か軸が欲しい
・「見つけた物の書よりも、ダイナミックな書き方いい、または静かな書き方がいい」

などという要望もあると思います。

掛軸倶楽部では「一期一会」「円相」など、この先生に書いてもらいたい、
またはその言葉の掛軸や和額が欲しいというご希望にお応えできたら・・・と思っております。
書かれた書の表装も承ります。

是非「お問い合わせ」くださいませ。

書家・住職にオーダーメイド

ページトップへ